生物の教科書、資料集は捨てるな!
新年は明けましていよいよ受験シーズンです!
その陰に隠れた、でも大切な話題、高校1年生でする理科の物理・化学・生物選択を控えている人たちに言いたいことがあります!
受験で物理化学選択をした高校生、なかでも特に医療系・生物系の学部志望の人に忠告しておきたいです。
生物の教科書、資料集は大切にもっておけ!!(捨てるな)と。
つい最近、生物選択をした大学の同級生に、高校生物の教科書、資料集を見せてもらうと、
「あ、これ前の授業で言ってたやつ!」
ってなりました。
高校の生物の内容と、医学の基礎系科目では、
やっている内容が結構同じだったりするのです!
(生物選択の人ずるいー)
その同級生は医学部で習う知識の簡単なまとめとして、もしくはその補助の図録として、生物の教科書や図録を使っていたのです。
そして、高校生物の教科書は、高校の授業内容とは言っても、大学で学習する内容まで、結構詳しく書いてあり、僕の大学の教授も、お酒の席(?)で「資料集をぜひ買って読んでください」というほどでした。(まわしものではない笑)
特に、教科書や図録の中にある「コラム」なんかは、大学で習う内容と同じだったりします。
なので、受験に合格してから、もしくは、大学一年生などで一般教養を学んでいるときに生物の教科書、資料集をぱらぱらと読んでおくと専門科目に入った時、授業の理解の速さ、深さが違ってくると思います。
大学に入るとたくさんの分厚い教科書が参考図書として教えられると思います。
しかし、最初に予習でもするときは(基本的な内容は)、薄めのもので十分なので、ぜひ、高校の生物のものを使えばいいと思います。(絶対に捨てないように!)
入試の英語長文などで、生物の話題が出てくることもありますから、教養を身に着けるつもりで、勉強の合間に読んでみてもいいと思います。
(ちなみに私は入試前に生物に関する英語長文を読み、入試に活きてきたと思っています!)
ここまで読んで、物理選択をしようとしている人は、アレと思うはずです。
「受験で物理化学しか選択できない医学部もあるのに生物選択って大学でそんなに有利なのか・・・・・・」
「もしかすると暗記苦手だけども生物選択にしたほうがいいのではないか・・・・?」
しかし僕は、受験では物理選択でも十分いいと思います。
僕のいる医学部の皆の成績を見ると、大学入学直後の生物選択が圧倒的有利でした。
しかし、1年生の後半~2年生の前半には、その差はなくなってしまっていたようです。
そして、高校で物理をやっておくと、家庭教師などをする際の選択肢の幅が広がります。
(物理化学、生物も少し教えられるというと重宝されます。)
教養としても大切になると思います。
以上の話を踏まえて、良い理科選択をしてください!
(どの科目にもその科目の良さはあるので大丈夫です)