「いきなりですが、脳の絵を描いてください。」と言われてどれほどの人間が、脳の絵を正確にかけるでしょうか?少なくとも僕には、「あ、脳だ」と言われるほどの脳の絵をかくことはできません。脳には溝が多すぎます。
ですが、医学的に必要最低限の特徴を抑えながら脳の大体の形を欠くことはできます。(めちゃくちゃ下手くそではあります。)では脳の描き方など、学んでいきましょう。
まず脳とは
脳の大体の(雑な)絵をかくとしたの通りです。

- ア大脳
- イ間脳
- ウ小脳
- エ延髄
- オ中脳
- カ橋(きょう)
「私の考えていたイメージと違う脳だ!」という人もいたのではないでしょうか。誰だって「脳」といわれてイメージするのは大脳だからです。そのため、今回は大脳のイラストのかきかたについてまとめます。(ただ、「脳」と言われたら、「大脳があるし、中脳とかいうやつもあったな何かいっぱいあったな。」くらいは分かるようにしておくべきです。)
大脳の完成図と補足
実は先ほどの絵の大脳は「実はまったく特徴をとらえられてない!」です。下に「特徴をとらえた」脳の絵をだします。

「なんだこれは???」となった人もいるかもしれません。「むしろ、さっきの方がまだ見れたのでは・・・?」と思う方もいるかもしれません。
この絵は、パソコンで10秒ほどでかけました。絵としては全くダメなようにも見えそうです。では下の絵を見てください。(少しは見る目が変わるかも)

- ア上前頭溝
- イ下前頭溝
- ウ中心前溝
- エ中心溝
- オ中心後溝
- カ頭頂間溝
- キ外側溝
- ク上側頭溝
- ケ下側頭溝
- あ上前頭回
- い中前頭回
- う下前頭回
- え上頭頂小葉
- お下頭頂小葉
(参考:赤字アイウエオは、溝の名前(線になっているところが溝)青字あいうえおは、溝でできたスペースの名前(線でできたスペース)
このように各線やスペースのの名前を見ると落書きに見えていた脳も、「特徴をとらえた」脳として見えるかと思います。(芸術性はのぞく)
ただ単に大脳の学習をするだけならこれだけの絵で十分かと思います。(脳の勉強の時に「頭の『絵』」に時間をとられていては、何の勉強をしているかわかりません。医療のスピードを求められる場所でちんたら絵を描いている暇が無いこともあります。)10秒でもかける絵です。さらっと書き方を覚えて、自分のものにしちゃいましょう。
大脳のかきかた
- 1まず、ひらがなの「の」を書きます。(脳を「の」の字でかく)
- 2そこから、「の」の終わりをつなげます。

ここから溝をかいていきます。
- 3まず真ん中にカタカナの「ノ」をかきます。
- 4次に、3の「ノ」を挟むようにして線二本、左と右の膨らんでいるところにも線二本をかきます。
- 5最後に右上に線を一本書きます。

説明は多少雑でしたがこれで完成です。10秒あればかけますよね。
手順で言うところの4、5は多少2本線引くか1本線ひくかで迷いますが
- ノ(手順3)をはさんだところと、「の」の字の下の膨らんだところに「線2本」
- 最後、空いてる右上に線1本
と覚えると覚えやすいかもしれません。
最後に
慣れるしかない
結局慣れです。絵のかきかたなんて。何回もかいて、より速く正確にかけるようになってください!
脳についての知識が増えてきたら、この絵に自分でアレンジしてかく溝やスペースを増やしてみてもいいかもしれません。(芸術性も多少は高めていってもいいかも)
絵をかいていけば自然と脳の構造の名前なんて覚えられます。まずは、ためしに、今日のかきかたを覚えてみてください!
こんな脳は描くなという例

できれば、脳の溝はアバウトにつかんで、絵を描いてほしいです。
手術の絵は、こんなレベルではない
もちろん、こんな絵で満足されるのは、学生のうち・もしくはアバウトに脳を捉えているうちのみです。外科医になれば、かなり綿密な絵を求められます。みぎ