公衆衛生学・衛生学

規制薬物は規制すべきなのか~大麻・マリファナ・禁酒法とアルカポネ

規制薬物と言われて皆様は何を思い出したでしょうか?規制薬物にはいろいろな物があります。

  • 大麻
  • モルヒネ
  • アヘン,,,,,

これらは一応、「薬物」です。

これらの薬物、日本とは異なり、使用は禁止されていない国もあります。なぜ、日本ではこれらの薬物が禁止されているのか?逆に禁止しない国はなぜしないのか?勉強し、考えていきましょう。

禁止にするメリット

薬物を禁止する理由は簡単です。国民全体の依存症が防げます。

例えば、歴史の教科書で習った、「アヘン戦争」は、中国政府が、「アヘン禁止!」としたために起こりました。では、なぜ、アヘン禁止にしたか?アヘン依存症の人が増え、国民の質が落ちたり、アヘンの輸入量が増えてしまったからです。

それくらい、禁止薬物は依存しやすく、危険なものなのです。

薬物を禁止させるデメリット

薬物解禁にメリットはある?

ここまで見れば、禁止薬物を禁止することは、良いことしかないように思います。では、依存症を引き起こす薬は全て禁止にすればよいのでしょうか?

そうではありません。禁止にしないメリットもあるのです。(例えば、諸外国では、薬物規制緩和の動きが強いように思われます。なぜでしょう?)

禁酒法の歴史

昔、お酒が禁止!だった国があったことはご存知でしょうか?

かのアメリカです。「禁酒法」なんていってお酒が禁止されていました。

ただ、この禁酒法、なかなかうまくいきません。「アル・カポネ」という名前は聞いたことはあるでしょうか?有名なギャングです。酒をこっそり造り、こっそり売り、裏社会の資金源にしていました。

社会が薬物(今回はアルコール)を禁止しても、社会にはその薬物に対する需要があります。その需要は、裏社会が埋めることとなってしまいます。

現代でも、大麻などの使用は禁止されていますが、これらの麻薬に手を出す人は、毎年何人もいます。この麻薬の売買のお金は、裏社会に流れているのです。「薬物の禁止」は「裏社会の増勢」にもつながるのです。

薬物を一般商品にしてしまえ!

逆に言えば、いっそ、麻薬を、一般商品として認めれば、そして、その麻薬を製薬会社が合法的に作り、合法的に売れば、裏社会へのお金の流入はなくなるのです。裏社会を起源とする犯罪も減ると考えられます。

例えば、大麻を合法化し、薬局でも売るようにすれば、薬局はもうかりますし、そこで発生する税金も国は回収できます。禁止薬物にしておけば、裏社会で売買され、裏社会の増長にしかならないのです。

禁止薬物の規制緩和すべき!?理由2

アルコールよりも安全とも言われる薬物

アルコールは依存性のある薬物ですが,日本では認められています。昔からお酒は、広く飲まれていたので、「禁酒」という事にはならなかったのでしょう。

ただ、アルコールも薬物です。依存症はありますし、お酒がらみの事件事故もあります。飲酒運転はその典型です。アルコール中毒もまた典型です。お酒でさえも、薬物であり、危険なのです。

一方で、そのお酒よりも依存症になりにくかったり、副作用が弱い薬物も規制されていたりします。

薬物解禁を狙う人たちは「アルコールでさえ規制されていないのに、この薬物が規制されるとはどういう事か?論理的ではない。今すぐ規制を緩和しろ!」と言うわけです。

 薬物規制は緩和していくべきなのか?

さて、ここまで読んで、皆様は、

  • 薬物の規制を緩和すべきかと思いますか?
  • もしくは、より規制を強めるべきだと思いますか?

(例えば、タバコは、「ニコチン」という薬物ですが、他者への危害の大きさから、規制が強まっています。)皆様自身でいろいろと考えてみてください。