医の倫理学

医学部面接と医の倫理学の問題~医学部受験で倫理の問題を問われた時の答え方

今まで、「医の倫理学」の記事を散々更新してきました。嫌というほど更新してきました。医の倫理学1~11まで、サブの記事も含めると13もの記事があります。

医の倫理学 https://medudent.com/entry/medical-ethics1/ https://medudent....

医学部受験生にはぜひこれらの記事を活用してほしいです。これらの記事含めて、医学部面接の対策の仕方について今回は書きます。

過去の医学部面接の記事とイントロダクション

これらの記事も多少は参考にしてください。

ただ、今回の記事の内容は、もっと個別のテーマです。

「倫理的な問題に関して問われたらどう答えるべきか?」について書きます。

医学部試験の面接の分類

まず、医学部の面接試験には大きく2種類あると考えられます。

  •  医者になるべきではない・一緒に働きたくない人の排除(ネガティブな試験)
  • 医者になってほしい人・一緒に働きたい人の選別(ポジティブな試験)

医の倫理学に関する問題、例えば、臓器移植だったり、人体実験だったり。これらは全て、どちらにも使えます。

つまり、

  • 過激な発言、場をわきまえない発言をする奴を排除(ネガティブな試験)
  • 面白いことを言う人、論理的にものを考えられる人間を選ぶ(ポジティブな試験)

合格体験記~具体的解説

問題と正答

僕はこのような質問をされたことがあります。

「医者が飲酒運転などをすると、メディアは、他の職業の人たちの時のそれと比べて、かなり医者を攻めたてて記事を書く。例えば、実名報道はもちろんのこと、個人のプライベートまで書かれることもある。医師なのに悪いことをしたと、罪が重くなることもある。あなたはこれに対してどう思うか?」

この問題の「医の倫理学」を学んだ人の答えとしては、

「医者はプロフェッショナルであり、そこには社会的責任も伴う。そのため、多少厳しく非難されても仕方がなく、逆に、そのようなことがないように、気を引き締めるべきだ。」というのが答えでしょう。

違った答えをしたら間違え?

ただ、僕は違った答えをしました。

医学部受験面接は就活だ!~医学部受験面接の必勝法

こちらの記事でも書いた通り、「医学部では医者が喜ぶような答えをする」のが良いと思っていました。

そこで以下のように答えました。

「私は、医師だからといって、悪いことをしたら他の人よりも非難されたり、重い罪を追うことは違うと思います。罰は人を変えることができないからです。罪を犯した医師は社会復帰できなくなるだけで、そこから何も生まれないと思います。例えば、僕は小学生の時、『廊下を走ってはいけません』と怒られましたが、廊下は走っていました。罰は人を変えることはできないからです。逆に、この場合は『廊下を走る危険性』をつぶさに子供に教えたほうが効果はあるでしょう。今回の医師に関する罪も同様で、医師への罪を重くしても、メリットは少ないでしょう。逆に、プライベートまで発表されると、医師の個人としての権利に関わります。そのようなことをするより、むしろ、教育、医師への教育を充実させた方が、医師への厳罰化よりも効果があると思います。」(多少内容は変わっていますがこんな感じです)

先生の反応は

「医師の実名報道」などは、「実際には仕方のないこと」と先生方は思っていました。(確かに医学部の授業ではそう習う)

そのため、「医師の実名報道反対」と言ったときには、面接官全員が急に僕のことを見てきました。(自分的にはアカン、ミスッタ?と思っていました。)

ただ、「医師への教育をしっかりすべき」と言ったときには、「なるほどね」とつぶやいてくれる先生が多かったと思います。

大切なことは

(上記の僕の解答は大切なポイントを抑えきれていなかったりしますが…)面接で大切なことは、

  • どのような意見があるかを自分なりに整理したうえで
  • 自分なりの答えを出すこと
  • それを分かりやすく説明すること

が大切です。

時事問題をよく知れ、なんて言われるのは、「知っている問題が出たときに、論点整理がやりやすいから」です。

ぜひ、「医学生の解釈」に出てきた、医療倫理に関するテーマについても、自分で論点を整理し、自分なりの答えを持ってみてください。