僕の学校では
- 「皆で勉強しろ」
- 「皆で教えあいながら成長しろ」
- 「一人で勉強するな、効率が悪い」
なんていう先生がいるわけです。今回は、そんな、「グループで学習する」ことについて考えたことを書いていきます。
教え合うのは良いこと
自分が学んだことについて、人に教えて、情報を再確認したり、頭の整理をしたりすることは良いことです。
高校生にはすごくおすすめです。ただ、大学生だと、そんなこともないこともあります。
デメリットが出てくるときはどんなときか
ここからはグループ学習のデメリットが出現してくるタイミングについて書いていきます。主な内容としては、以下の通りです。
- 話のレベルが違う時
- おしゃべりに興じてしまう時
話のレベルが違うとき
大学生、同じ学部、同じ学科と言っても、勉強してる人、してない人、いろいろといます。
大げさに言ってしまえば、高校1年生と高校2年生のギャップレベルの学力差が生まれているくらいなところもあります。(大学生は学年が違えども、年齢は違ったりするから当たり前かも)
そんな、レベルが違う人同士で、同じ勉強の話はしづらいわけです。勉強を一緒にするとしたら、「教える側が、教えるだけ」になります。そこで、教えられる側は、しっかり考えながら話を聞き、鋭い質問をしなければ、教える側にメリットは出てきません。
教える側の周りは、「◯◯について教えて」と言ってくる人が多くいます。だから、教える側としては「また同じ内容説明するのか」と辟易してしまいます。
おしゃべりに興じてしまうとき
勉強しようと言って集まるのに、結局、皆でゲームしてた、、、みたいな。意外とそんなことはよくあるのではないでしょうか。
それはそれで良いですが、ちょっと、「ゲームしちゃったなあ」みたいに反省するときもあります。皆が大丈夫なら良いですが、その中には、成績がピンチな人もいるでしょう。そんな人は、頑張らなくてはいけないのに、流されて遊んでしまうのです。
本当にピンチなときは、「ここで集まっても遊ぶだけだな」みたいなところでは、皆で勉強しようとしないのが得策かもしれません。
教え合いのメリット
ただ、勉強云々度外視して、「試験を乗り越える」だけを考えれば、教え合いは大切です。
- 「授業中に、先生、◯◯試験に出すって言ってたよ」
- 「ここの範囲、毎年試験に出題されているよ」
そういう話を共有するのは良いことです。誰しも教師の話を一字一句聞いているわけでもありません。
「教えることで情報を整理する」という冒頭に述べたメリットはもちろんのことですが、「試験についての教えあい」のようなメリットがあるため、たまには皆で勉強するのも大切かと思います。
うまくグループ学習を行うためには
うまくグループ学習を成功させるためには、「教える人」の準備が必要です。
例えば、再試を受ける人がいたとします。
同じ再試を受ける人同士で集まって勉強しても、そこでは教え合いはないです。(低レベルな次元でみんなで分からずに悩むわけです。)
かわりに「みんなで考える時間」がたくさんできてしまう。
そうではなく、ちゃんと「教えられる人」を呼んで、一緒に勉強するようにしましょう。