今回は「医学部と休学」について書いていきます。
休学とはなにか
休学とは簡単に言えば「大学を長期で休む」ことです。そして、「長期で休む」ことを公に宣言することです。単位の取得やその他大学の使用をを一切放棄し、かわりに学費の安くなったまま、大学に籍は残すというものです。
休学の意味・理由・メリット
ではなぜ休学したい人がいるのでしょうか?理由としては以下のようなものが挙げられます。
- 勉強ばかりしていて疲れた(休む時間がほしい)
- 体調不良(重い病気になってしまった)
- (放校になるから)何度も留年できないのでいっそのことで休んでしまった
- 無気力・不登校
- 他にやりたいことができた(部活・旅行・ボランティア)
とにかく、「時間ができる」ということがメリットです。大学をやめることなく、籍を大学に置いたまま、1年間余裕ある時間を過ごせます。
(体調不良や手術などで)時間に余裕がない人や、他にやりたいことがある人、無気力になった人の充電期間として、休学が用いられています。
「医学部での」休学のデメリット
医学部で休学することにはデメリットもあることは事実です。
- (学年が一つ下に下がるため)友達が減る(実習で友達がいないと辛いかも)
- 突然に医学部のカリキュラム変更などが起きた時に、巻き添えを食らう(授業を受けていないのに試験は受けさせられるという事態が、僕の知り合いの休学経験者に起きている。)
- 留年と同様、生涯年収が減る
休学とは言ってしまえば、「自ら留年していく」ことと同じです。「学費を安く、水から留年する」こととほとんど内容は変わりません。
休学は危険かもしれない
休学を僕はあまりお勧めしません。「何か素晴らしい目的があって」休学するなら良いですが、「いたずらに時を過ごす」ための休学はよろしくないと思います。休学はある意味留年と同じだからです。(どうせなら、できる限りの単位は取得しつつ留年したほうがましかもしれない。)
確かに「医学部のストレスに負けて休学する。」このような選択肢は「アリ」です。ただ、「一度休学してから、もう一度医学部に戻ることができるか?」ということは考えてから休学しましょう。医学部のストレスが原因で休学した所から、復学するたえには相当なエネルギーがいります。(もう一度ストレスと向き合わなければならない。)
医学部をやめるくらいなら、休学したほうが良いと思いますが、「最後の手段」として残しておくべきかと思います。
もし休学するなら
もし休学するなら、
- 目的:何のために休学するのか
- 計画:休学期間に何をするのか(実行可能な計画)
をはっきりさせて、親やそのほか支援してくれる人の了解を得て休学しましょう。