今回は「医学部の授業の出席」について書いていきます。
出席の昔と今
よく言われる話かもしれませんが、「昔」と「今」では医学部事情はだいぶ違います。今の教授世代(45歳以上、年配)が学生の時は「出席なんてほとんどしなかった」と先生たちはよく自慢しています。
もっと上の世代までさかのぼると、「学生運動の関係で試験受けなかった」とか「学生運動の関係で、100人近く留年した」とか変な話まであるくらい「自由な時代」だったそうです。
ただ、今は、多くの授業が(うちの大学は多くないと思うが)「出席必須」となっています。僕の大学では、ある年から突然、先生が「うちの授業も出席必須にします。」とか「うちの授業では出席点をつけることにします。」なんて言うようになってきてます。(一応、ある程度は出席しないと試験は受けられないという規定はあるそうですが、あまり守られていなかったようです。)
出席をとるメリット
教師の都合
では、出席をとるメリットはなんでしょう?教授たちが、「一生懸命授業の準備してきても学生がいないと寂しい!」なんて駄々をこね始めたからでしょうか?
それもあるかもしれませんが、おそらくほかに元理由があるはずです。
まず第一にあげられるのが、「国のお偉いさん」達からのお達しでしょう。(自分たちは大学生の時、学生運動なんてしたり遊びまくったりしていたくせに、学生を締め付けてくるなんて良い身分のものです。)
他の要因としては、「出席点を点数にすると成績評価がしやすい」なんて理由もあると思います。
そして、優しい先生は「本試験の成績が悪かったとき、再試の成績が悪かった人のために、出席を確認しておいて、出席の数をボーナスポイントにします。」なんて言う人もいます。優しいものです。
ただ、やはり、出席をとる、出席をとられるというのは、教師側、生徒側共に面倒くさい行為でもあります。僕目線で出席をとるメリットを挙げていきます。
皆が出席するから人に会える
皆さんの友達の中には、大学の授業に積極的な人と、積極的でない人がいるでしょう。大学の授業の出席が自由だと、「授業に積極的な人」と「積極的でない人」が疎遠な関係になってしまいます。悲しいものです。
「皆が学校に来る」ことで「皆と仲良くなれる」のは一つのメリットでしょう。
生活リズムが整う
出席をとる理由のもう一つは「生活リズムが整う」ことでしょう。なんだかんだ言って、「出席しなければいけません。」と言われたら、皆その出席時間に合あせて行動するはずです。生活リズムは整うと言えるでしょう。
現実として面白い授業は人が来る
ただ、ここで出席の現実を話しましょう。
おそらく僕の学校では、「出席が必須」の授業では、ほぼすべての学生が授業に出席しますが、面白くない授業だとみんな寝てます。
一方で、面白い授業だと(話が面白かったり、分かりやすく教えてくれたりする授業だと)出席が必須でなくても、一定数の学生は授業を聞きに行くのです。
授業に出席させたいなら、「面白い授業をすればよい」というのが一つの会のように感じます。
まとめ
授業で出席をとるメリットは弱い。まともな授業(教師もやる気があったり、面白い話をする授業)のみで出席は取られるべき。