今回は「医学部で、授業を受ける中で大切に感じたこと」を書いていきます。今回は予習について書きます。
医学部の授業はついていくのも大変
医学部の授業では、もちろんですが、「いきなり」「新しい知識」を勉強させられます。高校までの授業では、「塾等であらかじめ勉強していた内容を、学校の授業でも行う」事が多かったと思いますが、大学では「いきなり」「新しい知識」を教えられるのです。
分かりやすい授業なら良いのですが、医学部の教師の授業が分かりやすいことはめったにないでしょう。ついていくのも大変です。ついていけなくなったときには
- 授業が詰まらなくなる
- 眠くなる
- 寝る
- 起きたら授業が進んでて尚更わからなくなる
- 諦めて寝る(携帯電話・スマートフォンをいじりだす)
と悪循環が起きるのです。この対策として当ブログでは、「予習のススメ」を書いていきます。
予習が大切である理由
今回は予習の重要性のポイントを3つに絞って書いていきます。
定着度が上がる
まず、最も大きな予習のメリットは「授業の定着度が上がる」ということです。医学部の講義では「見たことのない言葉・漢字・アルファベット」がズラズラと出てきます。意味の分からない言葉ばかりを聞いていると、眠くなります。(これは科学的にも言われているそうで、自分がぎりぎり分かるくらいの話を聞くのが一番眠くならないそうです。)
予習をすることで、「授業で急にでてくる意味の分からない言葉」の数を減らすことができます。もちろん、授業における理解力も増加します。集中して話を聞けるため、授業を受ける効率がぐんと上がります。
授業でメリハリを持って聞ける
授業前に予習をしておけば、
- 自分の分からないところ
- 自分が理解できているところ
両者が明確になったうえで授業を受けることができます。そのため、「あ、ここは注意して聞かなきゃ」とか「ここはボーっとしてても大丈夫だ」とか考えながら授業を受けることができます。
授業以上のことも学べる
予習をしておけば、授業以上の内容が学べることも事実です。例えば、学校の授業では、教師が授業中に「自分の専門分野の話ばかり」する人がいます。
そのような人の授業を受けていても、試験では(特にCBTや国家試験では)「皆が勉強する内容」「教科書の内容」を勉強しなければいけません。
そのため、あらかじめ、教科書で予習しておけば、それらの試験への対策になります。
どのように予習をするかが難しい!
ただ、「予習」と一言に行っても、多くの問題もあります。
- どんな参考書を使えばよいかわからない
- 参考書を読み進めることは大変
- 難しい文章が多いため、予習に時間がとられる(そこまで時間がない人にとっては、予習は睡眠時間を削る愚かな行為となってしまう。)
- どこまで予習するべきなのかが分からない(授業との兼ね合いが面倒臭い)。例えば、授業内容が、予習の内容以下だったら、予習したせいで授業がつまらないものになってしまう。
このように、予習も大変なのです。先輩などに過去の授業資料をもらうなどして、自己流の予習を少しでもしていけられるとよいと思います。
以上、「医学部の授業についていくには予習するしかない!」でした!