大学進学については医学部を勧めます!
自分は周りの人に医学部進学を強く推奨しています。
ただ、医学部にはいることには、メリット・デメリット、両側面があることも事実です。
今回は、医学部進学のメリットデメリットを書いていきます。
医学部進学のメリット
医学部進学のメリットは主に以下の2つがあります。
- 医師免許という資格(とそれに伴い、生活の安定の保障)
- 幅広い進路(医学知識の汎用性)
医師免許という資格(とそれに伴い、生活の安定の保障)
基本的なメリットはこちらの記事に書いてあります⇒研究するなら医師免許取るべき!医学部と研究室の意識の違い – 医学生の解釈(ブログ)
医師免許があれば、現状、日本では、職に困ることはありません。多少我慢すれば、安定して生きていくことは可能です。その安定が保証されているため、さまざまなことにチャレンジしやすいとも言えます。
大きなメリットでしょう。
幅広い進路(医学知識の汎用性)
基本的なメリットはこちらの記事に書いてあります⇒医学部生の多岐にわたる選択肢~目標が無いなら医学部に入れ – 医学生の解釈(ブログ)
端的に言えば、
- 医学部に入っても医師にならなければいけないという事はない
- むしろ、医学部に入ってからでも、医学部独自の道を切り開き、多岐にわたる職種に就ける。(医官などは、医学部出身者のみだから、官僚になりやすかったりする。)
ということです。
デメリット
「医師にならなくても良い」とはいっても、やはり「医学部」という特殊性(「医学部=医者」というイメージ)はデメリットになりえます。特に以下の二つがそうでしょう。
- 視野は狭くなる
- 受け身な大学生活
視野は狭くなる
医学部は「ムラ社会」とも言われます。
医学部独自のサークルや部活があり(cf.医学部での部活事情~医学部生は運動好き?:医学部限定運動大会!東医体・西医体!)、大体の医学部生は、医学部のサークル・部活に所属します。他学部との交流は少ないです。その場合、図書館にもほとんど医学書しかありません。
医学部の人は友達の大半は医学部に所属する人間になってしまいます。医学部に所属しない人間との関係が薄いです。
医学部の授業が大変なため、医学に「身を捧げる時間(医学勉強・実習など)」も長く、医学部以外の人間に係ることのできる時間も少ないです。
受け身的な大学生活
皆ができることができればよい
「医学部は職業訓練校」とも言われるほど、医学部は他の学部と変わっています。
医学生にはわからない大学事情こちらの記事にも書きましたが、医学部にいると、
- 卒論
- ゼミ
- 激しい就活
などがありません。
「皆と同じこと」つまり、「皆ができることを自分もできるようにしておくこと」が医学部生には求められます。
勉強内容も暗記ばかりになりがち
勉強内容も暗記ばかりになりがちです。(cf.医学部は文系的側面が強い!?)
卒論もなく、大学は「高校の延長」みたいな感じです。
「起業しました!」みたいな大学生を見ると、「そんなこと絶対考えられないわあ」と思うこともあります。良くも悪くも「レールの上を走っている」という感じです。
(医師になればマニュアルに従うことが大切で、医学部では「いかにミスなくできるか」「いかに正確にできるか」を身に着けていくことになるので、仕方ないのかもしれません。)
反デメリット~環境が大切
ただ、やはり、医学の進歩を考えると、このデメリットは必ずしも正確とは言えません。
デメリットに危険を感じ、学生に「他分野も経験させる」「主体的に動くように求める」大学・先生もいます。
- 若い学年の内から研究を学生にさせる大学
- 医療現場周辺の他の分野(医工学・医療ビジネス・AI関連)と産学連携を進め、そこに学部生も絡ませてくれる大学
このような、医学部のデメリットをかき消すような、医学部・医科大学も存在します。
まとめ
今回は医学部進学のメリットデメリットを書きました。
ただ、これは自分が高校の同期と話して思ったことなので、「医学部生の思う他学部のイメージ」も含まれています。(cf.医学部の学生は高校生の時の友達を大切にせよ)
あくまで、僕は、メリットが大きいかなと考えています。
以上、医学部へ進学・入学するメリット・デメリットでした!