今回は「医学部生にiPadは必須!」という内容で記事を書いていきたいと思います。
医学部生は誰もかれもがiPadをもつ
まずは、iPadの所有率から考えましょう。
もちろんですが、入学したての医学部生皆がiPadを持っているわけがありません。むしろ、ほとんどの人は持っていないでしょう。
一方で、医学部を卒業する段階の6年生などは、多くの人がiPadを持っているでしょう。「ほとんどの人がもっている」と言っても過言ではありません。
何のためにiPadを持つか
どうしてみんなそんなにiPadを持つのでしょうか?理由としては以下の物が挙げられます。
- 教科書や授業資料が多くて持ち運べないためデータ化するため
- QB(クエスチョンバンク)などオンラインで問題を解くシステムが発達しているため
- 紙と異なり、iPad上では立体的にものを見られるため
等の理由があります。
教科書や授業資料が多くて持ち運べないためデータ化するため
医学部の教科書はめちゃくちゃ分厚いです。教科書(というより参考書)には必要な知識から、必要ではない(最新の、まだ確立されていない知識)まで載っています。そのため、教科書は分厚いです。重たいです。おそらく、医学部2年生の前半で使う教科書だけでも、女の子は全部持つことができないくらい重たいです。
そんな重たい教科書も、データ化してしまえば簡単に持ち運ぶことができます。
授業資料も同様に簡単に持ち運ぶことができます。
簡単に持ち運ぶことができるだけでなく、簡単に整理整頓することも出来ます。つまり、正しくフォルダを作って、授業資料・教科書内容をまとめてあげれば、必要な資料を簡単にまとめることも出来ます。
QB(クエスチョンバンク)などオンラインで問題を解くシステムが発達しているため
上級生になると、皆が皆、iPadを持ち歩くことになる理由はこれでしょう。iPadがあれば国試やCBTの問題(QB:クエスチョンバンク)をオンライン上で解くことができます。(追記:2019年度から、CBTのQBはオンラインでのみの発売となりました。ipadは絶対に持っていたほうが良いです。パソコンでもアクセスはできますが、ipadのほうが、使いやすいです。)
オンラインで解けるため、いつでもどこでも、問題を解くことができます。QB(クエスチョンバンク)の本は持ち運ぶと大変に重たいため、オンラインで手軽にやる人が多いようです。
紙と異なり、iPad上では立体的にものを見られるため
例えば、解剖学などでiPadは重宝されます。
紙の上で解剖図を見ても、あくまで2-Dの世界でしか見ることができません。しかし、iPadを用いれば、画面を触るだけで、解剖図を回転させたり、拡大させたりすることができます。
他にも、画面上にある血管や筋肉をタップすれば、その名前や働きなど詳細にわかります。(紙では、いちいち血管の名前のページを開かなければわかりません。)
このようにiPadは多くの面で重宝されているのです。(今の時代に医学部生になることができてよかったかもしれません。)
持たなくてもよい。ただし将来的には必ず持つ
僕はもともと、ipad反対派でした。「いや、紙で勉強した方が覚えるだろ」と。ただ、いざ使ってみるととてつもなく便利なのです。僕に似たような人もたくさんいましたが、その多くは、上級生になるにつれてiPadを所持しています。
iPadを忌避する人も、いずれは所持することになるであろうとここに予告します。
大学はiPadを配るべき
どういう事かと言います。
学校にいれば、授業資料は紙で配られることが多いですよね?
しかし、トータルで考えれば、紙で授業資料を配るより、iPadを配布して、授業資料はデータで配布したほうが、安上がりではないかという事です。
大学の講義資料の紙量は?
紙の厚さを考える
授業資料のコピー用紙の量を考えましょう。一枚ずつ枚数を数えるのはバカらしいので、ちょっと工夫します。
コピー用紙会社のサイトをいろいろ調べたところ、「コピー用紙の厚さは0.07mm」が一般的です。QBなどの分厚い本は、500ページで5センチほどの厚みです。
つまり、紙の厚みはおよそ0.1mmと言えるでしょう。
紙の量を計算する
だいたい僕の大学では授業資料は1科目あたり、5~10センチの厚みになります。平均して7.5 cmつまり75 mmと仮定しましょう。
つまり、科目1科目あたり、「75÷0.1=750」より、大学の講義資料は1科目あたり紙750枚必要という事になります。
医学部の科目数は以下のとおりです。
基礎医学には以下があります。
- 解剖学
- 組織学
- 生理学
- 生化学
- 薬理学
- 免疫学
- 微生物学
- 病理学
- 法医学
- 発生・生命科学
臨床医学には以下のようなものがあります。
- 循環器
- 消化器
- 肝・胆・膵
- 呼吸器
- 神経
- 救急
- 内分泌・代謝
- アレルギー・膠原病9
- 血液
- 感染症
- 腎臓
- 婦人科・産科・小児科
- 整形外科
- 泌尿器科
- 皮膚科
- 眼科
- 耳鼻咽喉科
- 放射線科
- 精神科
大学ごとに科目の重複や分離などもあると思います。また、大学1年生では一般教養もあります。科目数はもう少し多かったりするかもしれません。
適当に30科目くらいかなということにしましょう。
つまり、紙の量は30*750枚=22500枚
コピー代含めた値段を計算する
コピー代はコピー業者のページによるとおよそ
- カラー4~10円
- モノクロ1~4円
と言われています。ここから、コピー代は一括4円ということにしておきましょう。
つまり、コピー代も含めると、22500*4=90000 円より九万円です。いやいやそんなに高いこともないでしょうと考えて、半額で見積もっても4.5万円です。
まだまだかかるぞ紙媒体
しかし、まだまだコピー代にはお金がかかっています。授業資料は、一括で印刷するのみではありません。1人1人用に授業資料はホチキスどめされています。
つまり、授業のアシスタントの人が、いちいちホチキスしてくれているのでしょう。
毎授業毎授業、そんなことをしていては、かなりお金がかかります。
一方のタブレット
安く感じる
さて比較対象のタブレット端末について考えましょう。

iPadは2017年度版(今は2018だから一つ前?)のものでも4万円で買えます。一括購入したらもっと安くなるかもしれません。
iPadも消耗品ですから、保証期間内に一回交換してもらうーということにしても1度は買い換えるかもしれません。それでも8万円で済みます。
まだまだあるぞiPadの良いところ
他にもiPadは、授業資料の印刷ミスがない等のメリットもあります。
結論
授業資料をいちいち印刷するより、iPadを大学が学生に買い与えるほうが、遥かに安く済みそうです。
つまり、大学は、学生全員にiPadを与え、授業資料はす