今回は「医学部におけるプログラミングの必要性」ということで記事を書いていきます。
医学部ではプログラミングなんて必要ない
当たり前の話かもしれませんが、医学部ではプログラミングなんて使いません。
むしろ、医学部での勉強とプログラミングは、両極端のものともいえるかもしれません。
医学部での勉強が、「医師になるための常識を身に着けていくための地道な勉強」であるのに対し、プログラミングは「同じような作業をパソコンで一気にやるべくするためのもの」だからです。
言い換えれば、「医学部の勉強は同じようなことを反復練習して、自分に取り込むもの」であるのに対して、「プログラミングは同じような作業をパソコンに取り込ませて、パソコンに作業してもらうもの」なのです。
何となく、真逆の作業という事は分かっていただけたでしょうか?
「医学部の勉強」と「プログラミング」は真逆なのです。
医学部生はプログラミングを学ぶべき~医学の進歩のために
ただ、逆に、医学部生はプログラミングを学ぶべきとも言えます。
プログラミングは作業の効率化を測れます。
「医学部の勉強」と「プログラミング」の相性はそこまでよくないですが、「医学研究(医学に問わず研究)」と「プログラミング」は相性が良いです。
医学研究を行う時には、大量のデータを処理することになります。
この時、ちまちまと手作業で作業を進めていては、きりがありません。
一括で、作業を行えるプログラムを作るべきでしょう。
「生物の体」を使う実験やデータには大量の生物のデータが必要となります。生物には「個体差」などがあるため、たくさんのデータを集めないと、「一般化」ができないからです。
大量の同じようなデータを集めることになります。
ここではプログラミングが生きてきます。
- 「自分は研究なんてしないから、必要ない」
- 「実際にプログラミングが必要になってから勉強すればよいでしょ」
と言う人もいます。
ただ、僕の意見としては、「プログラミングが必要となってから勉強しているのでは遅い」と思います。
プログラミングが必要となる時、そんな時はある日突然来て、一気に難しいプログラムを作ることを求められます。
「その時」が来た時に、「よし、今からプログラミング勉強しようか」と思っても無理です。そんな簡単に身につくものでもありません。あらかじめ勉強しておくことが望ましいです。
だからこそ、「学部生の間に」プログラミングを身に着けておくことは大切でしょう。
以上、「医学部生がプログラミング技術を身に着ける必要性」でした。