ドラゴン桜などで、「何もやりたいことが無いのであれば、東大に入れ」とは言います。ですが、僕は逆に、「何もやりたいことが無いのであれば、医学部に入れ」といいたいです。今回はそういう記事です。


医学部にはいろいろな選択肢がある
まずは、医学部卒業者でも、工学部やその他さまざまな職業に勧めることを学習しましょう。
モノヅクリと医学部
例えば、「医工学」という分野があります。。義足などを作るものづくりです。医学部と工学部(の特にモノ作り系)の融合分野となります。医学部の人でなければ、「どのような医療工具などがあれば、良いか」ということが分かりません。(わかったとしても、浅い理解になります。)そのため、医学部の人間は、医工学の分野に必須です。(そして、この分野の教授は意外と医学部出身者が多いです。)
情報系と医学部
医学情報学という分野があります。例えば、電子カルテがあります。電子カルテをを作ろうとすれば、情報学を学ぶことになります。医学部の中には「医療情報学」的な分野があります。そこに進めば、情報系の学習ができます。
東日本大震災の時、津波により、「紙のカルテ」の多くが流されました。以降、電子カルテが注目され、めきめきと実力をつけている分野でしょう。「医療のAI化」なども謳われますが、そこに情報系分野は欠かせません。
官僚と医学部
医学部に行けば官僚になれないかと言われれば、全くそんなことはありません。医官という医学部出身者の(医療に詳しい人間の)官僚職があります。医療政策を決める時に、医学部出身者が必要となったりするためです。大体の官僚は東大の人間が多かったりしますが、医官に関しては、そんなことがありません。色々な医学部から医官がでています。(輪唱したほうが給料良いため、皆が医官を目指すわけでないため、他の分野から官僚目指すよりも、医学部経由の方が良いかもしれません。)
「社会福祉と医療行政」等の分野で、経済学などとも密接に絡めます。文系と医学はほとんど同じエリアで働けます。
生物と医学部
生物系については余裕で進めます。人間はもちろんです、基礎医学の分野に進めば、動物実験等も行えます。。研究室によって何の動物を扱うかは変わりますが、生物系の実験ならできます。微生物学分野については微生物を扱えます。(ザ・動物というわけでもないですが、生物系全般に医学部から進むことができます。)
海外進出と医学部
世界を飛び回りたいというのであれば、医学部の、衛生学や公衆衛生学、微生物学の分野からいけます。(世界中を旅できる。)日本などは、衛生的に整っています。そのため、公衆衛生などの調査がなかなか難しいです。そのため、世界で調査することになります。世界を旅したいのであれば医学部は素晴らしいでしょう。(WHOなどで働くこともできます。)
大手企業と医学部
「俺は大手企業に進みたいのだ」という人は、医学部に最適です。どの会社も(ある程度大きい会社なら)産業医がつくことが法律で決まっています。
産業医は、他の臨床医に比べて給料が低かったりするから、人気が無いです。つまり、いろいろな企業に勤めやすいです。(定時で帰れるとの噂。)医学部以外から大手企業に就職するのは大変dネスが、産業医の名の下で、大手企業に入ることができます。
歯医者になれる
歯医者さんは医師にはなれませんが、医師は「口腔外科」などに進むことで、歯医者さんになることができます。(口腔外科などでは、歯科医師免許と医師免許両方持っている人もいたりします。)
会社設立と医学部
会社を立ち上げることもできます。医師免許を有していれば、それだけで、融資の額は上がります。(医師免許により、借金の返済が見込まれるため。)会社設立のしやすい環境を作ることができるでしょう。
医者は医者であることが強い
以上様々な「医学部と様々な職業関係」について述べてまいりました。医学部に入るメリットはそれだけではありません。「医師免許を有する」ことにより、「精神的余裕」を持つことにもなります。
「何か文句があったら、すぐにここやめてやる。俺は他の所で医師になればよいのだ。」と思うことで、精神的余裕が生まれるでしょう。
以上、「何も目標が無いなら医学部に入れ~医学部生の選択肢は多い」でした。