以前、こんな記事を書きました。
端的に言えば、「その医学部出身の親がいると有利に話が進むところもある・・・!?」という内容です。
今回は、「家族会社である医学部生の割合」や「一族皆が医者である者」の割合について書いていきます。
家族が医者である
「ご家族はお医者さんなの?」
「医学部です。」というと大抵は質問されます。
「家族は医者なのか?」と。
医者というと世襲のイメージが強いのかもしれません。
例えば、開業医は、息子が医院を継ぐことが非常に多いです。
さかのぼれば、江戸時代は「医者の子供は医者」でしたから、「医学部生の親は医者」というイメージが強いのかもしれません。
一族医者家族
医学部にいれば、「アイツの家、ずっと昔から、一族医者らしいぜ。」みたいな人がいます。
僕の知る限りでは、(先生ですが)「江戸時代から医業やってます。」みたいな先生もいます。(昔から歴史でも有名な医師一族8代連続で医者とか聞きました。)
では、家族が医者・一族が医者というものは、医学部内でどの程度のものなのでしょうか?
医学部生の親が医者である割合
「医者ムラの真実(榎木英介・著)」によると、医学部の学生で親が医者である人の割合は28.3%となっています。大まかにこの数値は正しいと思います。

ただ、医学部は金持ちが多いか?国立と私立~医学部の現実でも書いたように国立大学と私立大学では色々と内情が違います。
国立大学の方が「一般家庭気質」な気がします。
そして、国立大学の方が、「親が医者」の家庭は少ないと感じます。
「医者二世は2-3割程度」です。
ただ、私立大学になると、(僕の伝え聞く限りでは)2-3割というよりは3-5割医者と思っても良いのかもしれないとのことです。大学によっても違いますが、私立大学に通わせられる親には医者が多いのでしょう。
結論として、総じて、医学部生の親の3割程度は親が医者であると言えます。
医学部生が一族ぐるみで医者である割合
この「親が医者」の割合が3割であることから、「家族が医者」の割合も考えられます。
まず、「親も祖父母世代も医者」の割合は、「親が医者であり、親の親も医者である」割合ですから、
30%×30%で9%です。医学部生の1割は、祖父母世代から医者といえます。ひいおじいちゃん世代から医者の割合も同様にして求めれば、3%は「ひいおじいちゃん世代から医者家族」といえます。
3代連続で医者の割合は、こう簡単に求められるものではないですが、ある程度はいると推察できます。
医学部は1学年100人程度いるため、各学年数人、「3代連続で医者」一家がいると言えます。
まとめ
目安として、医学部には
- 「親が医者」の学生は3割程度である。
- 「3代連続で医者」の学生は1割いるかいないか。
- 「それ以上(4代連続以上)で医者」もある程度はいる
最大で8代連続で医師と言われている家系もある。