医学部事情

医学生の学習スタイルを分類してみた

www.medudent.com

こんな記事を昔に書きました。

では、真面目、不真面目云々の前に、医学生はどのように勉強しているのか、分類してみました。

理想形(真面目)=予習復習完璧に!授業もしっかり!

理想的な勉強方法です。

  • 全ての授業に対し予習復習をします。
  • もちろん、授業もちゃんと聞きます。

勉強時間が多くなります。

趣味等他の物との両立は大変ですが、この理想の勉強方法が、しっかりできている人もいます。クラスでのトップクラスの層に多いです。

要所型

要所型は要所要所で頑張る学習スタイルです。学年で見ると一番多い学習スタイルです。

とりあえず授業は聞いて強調された所を学ぶ(真面目系不真面目)

  • 授業から試験問題が密接に関わる先生の話は聞く
  • 重たい科目の授業は聞く

このように、全ての授業で集中するわけでもないですが、大切なところの話はしっかり聞くスタイルです。(全て大切と言われればその通りです。この勉強法では「特に大切なところで」集中する勉強法です。)

試験合格の点では効率はいいです。(先生が強調したところを重点的に学べばよいため。)

ただ、医学の深い理解にはつながりにくいかも……?

授業資料を基に独学で頑張る(独学型or試験直前型)

「先生の言うことが分かりにくすぎる」と思う人や、「試験直前に頑張ればどうにかなる」という人に多い勉強法です。(一般的に後者が多い)

授業中は好きなことをしています。

試験前には、授業内容にかかわらず、試験対策をします。

勉強するときは、授業資料と教科書を照らし合わせ、もしくは、友達から話を聞きながら、授業資料を「解読」して、教科書も読み進め理解していきます。

分からない所は友達に聞きますが、あまりに単純な質問ばかりしていると、少し申し訳なくなります。

質問される側としては、知識を整理させてくれる質問をされるとうれしいかも…..(自分の勉強になるとうれしい)

授業で学んでないようなことも、自分で学習していたりしますが、試験でうまくいかないこともあります。(先生の試験に出すところと教科書の強調部分がずれていることもまれにある。)

試験直前に頑張る人は、(再試にかかる可能性も出てくるが、)最も少ない努力で、試験には合格できます。

授業中はあまり話を聞いていません。

ただ、試験直前は頑張ります。(後から出てくる怠け型は直前もそこまで頑張らない。)

※授業が下手すぎる先生の時は、皆、独学型にならざるを得ない。

 

怠け型

パッと見何もしていない人です。

授業にもほとんど来なかったり、来ても寝ていたり。

中には天才もいて、なぜかいい点を取れる人もいます。

ただ、それはまぐれかもしれないし、才能かもしれないです。

ただ、医学は暗記が多いので、付け焼刃のみでは乗り越えられません。再試も多いです。

あまりよろしいものではないです。

大学入試の時、才能だけで合格できた人は、このタイプになりやすく大変です。

やればできるのですが、なぜか勉強しなくて、留年していく人もいます。

まとめ

今回は医学部の勉強スタイルについて

分類してみました。

必ずしもきっちりどれかに当てはまるわけでもありません。

皆時期や科目によって勉強スタイルは変わってきます。

ただ、だいたいどの科目も同じように勉強することになります。

例えば、初めは「今年は〇〇の授業はしっかりやる。他はちょっと手を抜く。」としていた人は、気が付いたら「しっかりやる」と言っていた科目も手を抜いていたりもします。

ぜひ、自分の忙しさと相談して、自分の学習スタイルを身につけましょう。(できれば理想型で)

以上、医学生の学習スタイルでした。