今日は「進学校」と言われる学校に通う人や、「頭が良い」と言われている人へ当てた文章です。
アタマガイイ理系
進学校は理系が多い
進学校には理系が多い印象です。(ただ、全国の受験生全体で見ると、文系の人のほうが多いです。)つまり、進学校にいる人は、多少頭の回転が速いのでしょうか?
( 「アタマノイイ」人は、わりかし小さいときから算数が得意だったりします。)
そんなこんなで、数学得意、理科(特に物理選択!)なんて人が進学校には多くいます。
数学・物理>化学>>国語・社会
そんな学校(進学校)では、(僕の知る限りでは)
- 「数学できるやつかっこいい」
- 「物理できるやつかっこいい」
みたいな風潮がある気がします。「頭の回転が速い」=「アタマイイ」みたいな。
そして、理科では物理≧化学みたいな扱いがあったりもします。(化学はどちらかというと暗記が必要となり、物理は頭の回転が必要とされる風潮があるからでしょうか?)とにかく、
- 「暗記とかだるい」
- 「覚えなくても、考えれば解ける物理はよい」
なんて考えを持っている人がごろごろいます。実際に「数学物理が解ければアタマガイイんだ!」なんて思っていないという人でも、成績では、物理の点数が、化学よりずっと高い人もいます。
とりあえず、「全体的に物理の点数が化学よりも高い人」「物理・数学を得意として、それ以外の科目が苦手な人」あなたは、深いところで、化学をなめていたりする。
暗記なめるなよ
とりあえずは言っときます。
- 国語を嫌がる
- 理系に進もうとする
- 特に算数得意だった
こういう人に行っておきます。
暗記を怠るなと。
確かに、歴史の年号等をいちいち覚えるのは、ばかばかしい。そこには僕も同意します。ただ、受験という面で考えれば、(もうなくなるが、特にセンター試験などでは)物理の100点も社会の100点も同じ扱いを受けます。
暗記が重視される理由
なぜ、勉強で暗記が重視されるか?
暗記なんてだるいものです。「いちいち暗記しなくても、その都度、PC等で確認すればいいじゃないか!」って意見もあります。
ただ、それは違います。
例えば、医学部の解剖。覚えることばかりです。ただ、ここで暗記をおろそかにすると、医者同士の会話がままなりません。(「〇〇骨が~」「〇〇動脈が~」という会話が飛び交う中で、「あれ、この単語なんだっけ?」なんて調べられません。)
ただ、暗記は大切だとも言っておきます。むしろ暗記こそが勉強だともいえます。
型にはまらないとかいうバカは大体、型さえも知らない
天動説から地動説を唱えた人間は天動説について理解していたはずです。天動説を理解していたからこそ、その問題点に着目して、地動説を唱えることができたのです。
新しいアイデアというものは、古い考えの理解(とそこから派生する暗記)から始まるのです。
まあ、「古典の暗記がなんの役に立つんじゃい!!」とは僕も思います。ただ、受験の暗記は「何かを暗記する力があるか」を測る物だと思えばよい。
大学合格後も、暗記は続きます。大学生は(特に僕のいる医学部では)暗記得意でなきゃやっていきません。
暗記というより、当たり前のことを当たり前の者として扱える力が必要と言ったほうが良いかもしれません。例えば、「ひらがな」を、一生懸命、暗記して覚える必要はないけど当たり前に使えなきゃ人生やっていけません。
おそらく大学は、この「当たり前に使える状態」「使いこなせる状態」を、専門分野でもしてほしいのです。
だから、古文程度を使いこなせる能力をみて、「どれぐらいものを、当たり前に使えるか」が測定されていると思いましょう。
それぐらいの気持ちで勉強していけば、楽しくなるかもしれません。