今回は医学部の授業風景について書きます。
医学部の授業風景=大学の授業風景?
今回記事にするのは、「医学部の授業風景」です。大体の授業風景は、医学部以外の大学の授業と同じです。例を挙げるとするなら、(あたりまえですが)授業時間は大体決まっています。授業の際に、前の方の席に座る学生は真面目くんが多く、後ろの方に座る学生はあまり授業を聞かなかい傾向があったりします。
ただ、今回は折角「医学部の」授業風景というタイトル名にしたので、「医学部独特なところ」を書いていきたいと思います。
医学部独特な授業風景
教授・助教よりできる学生
「教授・助教よりできる学生」これは、医学部独特な物でしょう。医学部には、「再受験組」がいます。(一度他の大学の、医学部以外の学部を出てから、医学部に再入学した者。)そういう再受験してきた人間のなかには、「生物学系」の学部の出身者がいます。(理学部とか)
医学部で授業する人、(教授とか助教とか講師とか)は必ずしも、自分の専門分野のみを教えるわけではありません。授業で教えている範囲全ての、最新の知識を持っているわけではありません。
時に、「再受験組」の学生の中で、専門分野が生物系であり、基礎医学に精通しているものがいたりします。すると、「助教よりも最新の知見を知っている」学生という者が出てきます。解剖学や臨床医学など、「医学部独特の」科目では、このようなことが起こりませんが、例えば、
- 薬学部出身者は医学部の薬理学の先生よりある面では知識が上
- 理学部出身者は医学部の細胞生物学・免疫学の先生よりある面では知識が上
などなどです。
グロテスクな写真が平気で出てくる
これこそまさに、「ザ・医学部」かもしれません。特に僕が今まで見た中で怖かったのは法医学です。法医学は、主に事件や事故などで出てきた死体を扱います。(法医学とは何か – 医学生の解釈(ブログ))正直、怖いです。本当に怖いです。怖いものに慣れていても、「あ、これ怖い」と目を伏せたくなります。見ているものは「ヒト」なので、怖いとか言っちゃいけないのかもしれませんが、やはり怖いものは怖いのです。
ただ、ある意味では、授業でグロテスクなものをたくさん見るため、病院実習などでグロテスクなものを見ても大丈夫という側面もあります。
とにかく、出てくるものは出てくるのです。初めて、「あ、怖い」となるのは、やはり解剖学でしょう。解剖学は大学生の中でも医学部生のみに許された、特権であります。
ある意味で、解剖学こそ、医学部の授業の特徴かもしれません。解剖学は、本当に多くのものを学びます。
以上、「医学部の授業風景~教授・助教よりできる学生+解剖学」でした!