今回は勉強の効率について書きます。
例えば、今まで以下のように勉強法をいろいろと書いてきました。
今回はこのような「裏ワザ」みたいなものではなく、
「暗記という勉強法は効率が良いのか」
「教科書を何回も読むことは効率が良いのか悪いのか」
ということについて、つまり、「勉強法の基礎」について
書いていこうと思います。
効率が高い勉強法
- Practice testing 実践テスト
- distributed practice 分散学習
この二つが効率の良い勉強法と言われています。
それぞれについて見ていきましょう。
Practice testing 実践テスト
実践トレーニング、例えば、過去問を解く、例題を解くと言った行為は、「自分の弱点発見」と「思い出し作業の練習」の2つを同時に行うことになっているのです。
試験中にわかった「弱点発見」は試験の復習により「弱点克服」につながります。
実践問題を解いていくという事はとても大切なのです。
皆さんもないでしょうか。試験前に授業資料を読んで、いざ過去問を解いてみると、「あれ、これ勉強した気がするけど覚えてないなあ・・・」逆に問題を解きながら勉強してみると、意外とすんなり覚えられたりするものです。
「問題を解く」これは効率の良い勉強法の一つです。
distributed practice 分散学習
反復して練習する際に、各練習の間の時間間隔を比較的長くして行うことです。
この反対が集中練習です。
簡単に言えば、「暗記」、3日で一気に覚えるのではなく、1日覚えたら2日後に覚えるとか、そういうことです。
- 「一日に大量の範囲の勉強をすることがダメ」なのではなく、
- 「1単語を100回連続で唱えるより、1単語唱えたら次に進み、しばらくしたらまたこの単語を学習しに戻ってきたほうが良い」
ということです。
中程度の効率の勉強法
- 語呂合わせ記憶法
- 自分で授業勉強法
以上二つについて見ていきましょう。
語呂合わせ記憶法
語呂合わせ記憶法はその「ゴロ」が自分になじみがあり、覚えやすい者の時は極めて効果的です。ただ、無理矢理に作って、一時的に覚えた物は、割とすぐに忘れてしまいます。
長期的に見れば、distributed practiceで暗記をしたほうが効率が良かったりします。(一見ごろ合わせも効率よく見えますが、短期的なものになる可能性が高いです。)
「自分で授業」勉強法
「自分で授業」勉強法は昔NHKの番組でも紹介されていました。
「学習内容を、自分が先生になりきって教えることで、記憶を定着させる」というものです。教科書を読みながら「なぜこれはこうなるの?」「それは、これが理由だよ」と自分で問いかけ自分で答えることで、記憶が定着しやすくなります。
効率の低い勉強法
- 教科書を何度も声に出してよむ
- 本に下線を引く
- ノートまとめを作る
それぞれについて見ていきましょう。
教科書を何度も声に出してよむ
読むスピードは遅いし、疲れます。しまいには字面だけを追う事となり、定着しません。
本に下線を引く
「自分が読んだところのチェック」にはなりますが、はたしてそれが定着しているかはなぞ。下線を引いていない所に重要ポイントがあるかも・・・
ノートまとめを作る
まとめることに意義を見出しがち。果たしてそれで覚えられているのか???
効率うんぬんでないところもある
ただ、「効率が悪い」勉強法でも、勉強の一つです。
「この勉強法が良い」という人も必ずいるでしょう。
人には人の勉強法があります。
自分に見合った勉強法を見つけるべく、いろいろ試してみてください。
おそらく、「あ、この勉強法面白そうだな」と思ったものが、自分に見合っていると思います。
勉強法にも楽しみを見つけることが、勉強を長続きさせる秘訣です。
個人的には、寝ながら勉強のススメ~様々な勉強法がある×睡眠学習は「暗記」「反復練習」「授業勉強法」なんでもできる勉強法だと思っています。
ぜひ有効活用してください。