医学部事情

医学部生限定運動大会!東医体・西医体!

皆様、「東医体」「西医体」って知ってますか?医学部限定の運動大会です。今回はその東医体・西医体について書きます。

東医体・西医体

「東医体」「西医体」の正式名称は以下の通りです。

  • 東日本医科学生総合体育大会
  • 西日本医科学生総合体育大会

実は2018年で第70回大会にもなります。(大体戦後から始まっています。)

歴史は長いです。(医学部の教授でも、東医体・西医体は経験したことある人たちばかりです。)

医学生の運動系サークルに入っている人にとっては一番大事な大会・試合になります。(高校で言えば、インターハイ的なポジションです。)

国体やインターハイ同様、毎年、開催場所は移動します。(つまり北海道行ったり長野にいったりと、様々)

大会は学生で行うので、主催する大学の人は大変らしいです。

レベル等は以下の記事に書いてあります。

www.medudent.com

大会自体のレベルは、上の記事に書いたように、「たまになんでこんな奴が医学部に・・・」と言うほどすごい奴もいます。(日本選手権〇位とかインハイメダリストとか・・・)個人的には「年々レベルは上がってきている」印象です。

参加者人数が多い!

https://www.med.or.jp/doctor-ase/vol9/9page_35.html によれば、

2013年のデータですが参加者人数は以下の通りです。

(カッコ内は競技者数など)

  • 馬術(東医体のみ:参加者数:89人 参加チーム数:9校)
  • テニス(東医体:男子920人/女子628人・西医体:男子1170人/女子576人)
  • ソフトテニス(東医体:男子629人/女子382人・西医体:男子740人/女子426人)
  • 卓球(東医体:男子441人/女子202人・西医体:男子599人/女子271人)
  • バスケットボール(東医体:男子695人/女子243人・西医体:男子779人/女子313人)
  • 剣道(東医体:534人・西医体:男子391人/女子145人)
  • 空手道(東医体:男子189人/女子102人・西医体:男子228人/女子79人)
  • ゴルフ(東医体:男子563人/女子305人・西医体:男子442人/女子160人)
  • スキー(東医体:男子337人/女子145人・西医体:男子26校/女子26校)
  • 硬式野球 (東医体のみ・参加者数:255人)
  • アイスホッケー(東医体のみ・参加者数:258人)
  • ヨット(東医体:115人・西医体:200人)
  • 陸上(東医体:男子469人/女子211人・西医体:男子464人/女子180人)
  • 準硬式野球(東医体:541人・西医体:922人)
  • バレーボール(東医体:男子468人/女子285人・西医体:男子579人/女子359人)
  • ラグビー(東医体:356人・西医体:823人)
  • 水泳(東医体:男子577人/女子335人・西医体:男子707人/女子340人)
  • 弓道(東医体:655人・西医体:男子668人/女子488人)
  • サッカー(東医体:983人・西医体:1234人)
  • ハンドボール(東医体:301人・西医体:300人)
  • ボート(東医体:256人・西医体:352人)
  • 合気道(西医体のみ・参加者数:167人)

自分もコピペしてて、「こんなにおるんかーい」って思いました。

確かに、全国に医学生は「9000人(1学年)×6(学年数)=54000」五万四千人もいるわけですから、参加者人数は多いわけです。(一応、大会への参加者人数の多さは、国体に次いで多いらしいです。)

大会のレベル

前述のとおり、すごい選手はすごいです。ただ、「別に大したことない人は大したことない」というのも現実です。(全員がレベル高いわけでもないので、敷居が高いわけではありません。)

大会で上位に入る基準としては「インターハイのブロック大会(南関東大会とか北信越大会とか)よりちょい上~県大会レベル」と言ったところになると思います。

ただ、「昨年、インハイメダルとりました。」みたいな黄金ルーキーが入ってきたら、一気に競技レベルは上がります。(5万4千人もいますから、ちょこちょこそういう人はいます。)

ゴリゴリからゆるゆるまで

東/西医体にはいろいろな学校がいます。

強い学校は本気で優勝目指して頑張ってきています。逆に、観光がてらに大会に出ている?所もあります。多種多様です。

大会の開催地

大会の開催地は毎年変わります。例えば、

  • 「今年は南東北の各県が担当」
  • 「来年は北関東の大学が担当」
  • (各種目ごとに、そのエリアの県で分担して開催)

といった感じです。

毎年地域を変えて開催されるため、ある程度観光目的で大会参加する学生もいるわけです。(大会自体に本気で参加して、大会後に、部活のみんなで観光する人もいます。)