これまでいろいろと、医学生の解釈(ブログ)にて、大学生事情などを書いてきましたが、「『大学生なのに』分からない世界」もあります。
今回は、「医学生にわからない大学事情」を書いていきます。
注
あくまで、僕のイメージについて書きます。内容は大いに違っていると思います。ただ、適当な思い込み(解釈)を書きます。
卒論
医学部卒業の条件~卒論はない
医学部に卒論はありません!
代わりに卒業試験があります。医学部では、この卒業試験に合格したら卒業できます。
そこから更に、医師国家試験に合格して、はれて研修医への道が開けるのです。
卒論のイメージ
卒論のイメージとしては、「1年くらいかけてやる、本気のレポート」というイメージです。
ただ、大学ごとに卒論のレベルは違うだろうし、卒業か否かがそこで決まるのかあ、なんて印象を持っています。(やっぱり大学が学歴で重視するのもうなずける!?)
卒論は大変な印象です。「『卒論』=『大変』」のイメージは変わりません。
卒論が嫌なら医学部に行きましょう!
ゼミ
全く僕の人生に関係がなさそうです。
1年生の一般教養を学んでいるときに、少人数で学部の垣根を越えた、「ゼミを模したもの」は体験しましたが、そんなによくわかっていません。
その「ゼミを模したもの」では、行く研究室ごとに、授業ばかりだったり、フィールドワークがあったり、自分たちで好きなことを発表する、なんて感じでした。
なので、個人的には、ゼミの印象は「行きたい研究室で、先生の指導の下、先生の自由にしたがっていろいろする」みたいな感じです。
激しい就活
医学部の就活
「医学部に就活はない」なんて言いますが、あります。
「マッチング」です。(研修先の病院を決める)
ただ、激しくはないと思います。
就活で失敗する人はほとんどいません。
僕の大学では、「研修先は市中病院に行け!(注:市中病院はよくある、まちなかの、大学病院でないおっきめの病院)いつか大学に帰ってきてもいいよ」みたいなスタンスです。
なので、皆市中病院を受けますが、失敗したら(市中病院に受け入れてもらえなかったら)、大学病院から救いの手が差し伸べられる(大学病院で雇ってもらえる)らしいです。
大学病院は正直、あまり人気はありません。
給料が安かったり、環境が微妙だったりみたいな?(詳しいところはまだよく知りませんが。施設としては素晴らしいけど給料が・・・とは聞きます。)
あまり、市中病院にない科に将来進みたい人が大学病院を選ぶイメージです。(内科、外科なんかは、どこにでもありそうだが、皮膚科とかは市中病院には少ない)
研修先を決めるマッチングでは、大学病院とは反対に、「皆から人気な病院」なんかもあるわけです。そういう「人気病院」の倍率は結構高めで、試験などを課せられたり、大学の成績を見られたり、どこの大学出身か見られたり(大学系列病院は今でもある印象)
都市部の倍率は高いとよく聞きます。
就活のイメージ
就活には、
- 「バイトリーダーしてました。」
- 「部活で部長してました。」
- 「そこでトラブルが起きましたが、私は話し合いで解決させました。」
と言う!ってな印象です。
ここであえて、「大学は勉強の場なので、勉強しまくり、論文もたくさん出しました。」とか「トラブルが起きたとき、僕の指導の下、組織を変えました。」
なんて言う人いないのかな?とかみんな同じこと言うなら、逆を突いた方がインパクトはあるのではないかな?とか妄想してます。
浪人事情
医学部では現役で医学部合格する人はそこまで多くはないです。(以下の記事に多少書きました)
1浪2浪3浪までは余裕でいます。(3浪までくるとさすがに少ないか・・・?)
しかし、医学部でない人と話をすると、「浪人してる人は、頑張ってるよねえ。」「受験でよく素コアで頑張れるよねえ」みたいな印象を持たれていると知りました。
ほえーそうなのかと。(医学部では浪人はそこそこ当たり前)そういうところでも違いはあると思います。
まとめ
以上、医学生には分からない大学事情でした。
医学部に入るときには、このような経験ができないことは、肝に銘じておいてください。