公衆衛生学・衛生学

ワクチンはだれのため?健康な若者にワクチンは不要!?予防医学は難しい~公衆衛生と倫理

予防接種はだれのために受けるのでしょう?もちろん自分のためです。ただ、それだけではありません。今回はそんな公衆衛生と、倫理について学びます。

予防接種はだれのため?

病気にかからないため

予防接種は、感染症の予防などのために行われます。例えば、インフルエンザワクチンなどを打てば、インフルエンザにはかかりにくくなります。 予防接種は「病気にかからない」ために行います。

ただ、それだけではありません。予防接種は「社会のため」にも行わなければならないのです。

社会のため

予防接種は「社会のため」にもしなければなりません。例えば、僕は20歳健康男子です。予防接種をうたなくても、大体の病気は乗り越えられると思います。だから、予防接種などしなくても、生きていけるわけです。それでも、ワクチンはうつべきです。

僕が仮にインフルエンザに罹ったとします。僕は、多少苦しみながらも、インフルエンザに打ち勝ち、健康になるでしょう。(自己免疫・自然回復でインフルエンザは一応は治ります。僕は健康な若者男子ですから。)

ただ、僕も社会の中で生きています。インフルエンザのかかっているときに、お年寄りの方や子供ににふれあってしまう事もあり得ます。そして、彼らに病気が移ってしまえば、その原因(子供や高齢者がインフルエンザになった原因)は「僕」となります。

「病気をひろめないため」「社会のため」にもワクチンは接種しなければならないのです。

公衆衛生・予防医学の難しさ

予防医学、ワクチンの大切さは書きました。自分のためであり、社会のためです。ただ、予防医学を批判する人もいます。

予防医学は

  • 効果が目に見えにくい
  • 害や不利益は目に見えやすい

という点があります。

ワクチンって効果あるの?

「インフルエンザにかかってから、病院に行ったらインフルエンザは治りました!」このシチュエーションでは、医師は感謝されます。

一方で、「インフルエンザにかかる前に、医師に勧められてワクチンを受けました。」

この状況で、この人がインフルエンザにならなければ、それは医師のおかげとも言えます。ただ、当人からしてみれば、「別にワクチンなくても、インフルエンザにならなかったのでは?」と主張することもできます。

ワクチンの効果は、目には見えないのです。予防医学は目に見えないため、その効果を主張するのが難しかったりします。

ワクチンは害でしかない?

予防医学、ワクチンは効果が見えにくい反面、害は目に見えやすいのです。

  • お金がかかる
  • 注射は痛い
  • ワクチンは効かないこともある
  • (一部の病気に関するワクチンでは)ワクチンで病気になることもある

これらのデメリットがあります。

まとめ

予防医学は、自分のためであり、人のため、社会のためなのです。しかし、そのメリットは目に見えにくく、デメリットはよく目につきます。一度、メリット・デメリットについて考えてみてください。