海外で医者になろう
以前こんな記事を書きました。
この記事で、「海外から日本に医師が流入するなら日本人も海外に行けばいい」なんて書きました。
そこで思いました。「現在、日本の医学部に通い海外で医者になる」にはどうすればよいのかと。
海外で臨床経験を積めば、日本にない医療を学べたりします。自分のキャリアアップには欠かせません。人生の選択肢の幅も広がるでしょう。
ではどうすれば海外で医師として働けるのか?見ていきましょう!
海外で医師免許を取るには
あたりまえかもしれませんが、どこの国でも、医師として働くには「医師免許」は必要です。
大きく分けて以下の二つの方法があるようです。
- 日本の医師免許を取得後、現地の臨床研修と試験を受ける。(医師免許を取得する。)
- 「研究留学」で海外に行く。(ただし、研究生として海外に行くときは給料がなかったりする。)
これらの二つの道があるようです。
個人的には「『医師として働く』=『医師として食べていく』」ということなので、医師免許を取得することを前提として、海外で医師として働くことの準備することにします。
今回は、特に、みんな大好きアメリカ、イギリスで働くにはどうすればいいか調べてみました。
予備知識:ちなみに日本で医師になるには
間にさしこむで申し訳ありませんが、一応、日本で医師になるための条件を書いておきます。
日本で医師として働くには以下のステップを踏むことが必要となります。
- 日本の医学部を卒業
- 日本の医師国家試験に通る
- 研修医として2年間働く
(一応、医師国家試験通ったら医師免許は持つが、一人でいろいろするには、研修医期間が必要となります)
では、アメリカ、イギリスでの医師免許の取り方をみていきましょう!
アメリカで医師免許を取る
アメリカで医師免許を取るには、
- USMLE(United States Medical Licensing Examination)に合格し、
- 1-2年の臨床研修を経て、
- 州ごとに行われる審査、試験に合格して医師免許を獲得
- その後2-3年ごとに医師免許を更新
以上のような流れになるようです。
ただし、アメリカでは医師は十分数いて、臨床研修が容易にできるわけではなかったり、政治の関係上、外国人だからと就労できなかったりもするらしいです。(特に最近は、かの大統領の影響で就労が難しくなっているらしいです。)
他の特徴としては医師免許は各州によって発行されるということ。各州ごとに医師免許取得の条件もいろいろと変わってくるそうです。
イギリスで医師免許を取る
イギリスで医師免許を取るには2通りがあって
- IELTS(英語試験)で既定の点数をとる
- 日本の医学部を卒業する
- PLAB(WHO認定の試験)に合格する(cf.PLABはインド、オーストラリア、イギリスで受けられる第一段階筆記試験と、ロンドンで開催される第二段階の実技試験で構成される。)
もしくはInternational Sponsorship Schemeなる制度
- 日本で専門医の資格を取る
- 試験を受けて合格する
- 他の医師二人の推薦を受けて、どこかの病院に雇われる
僕の大学生なりの知識ですと、確かIELTSの有効期限は2年なので、「この時期に医師免許取るぞ!」と決めておいたほうがよさそうです。
また、PLAB受験資格には医学部卒業が必須条件ですから、日本で研修しているとき~研修終わったころくらいから狙えばいいのではないかなと思います。
まとめ+僕の周りでは・・・
以上がアメリカ、イギリスで医師免許を取る方法のようです。
僕の周りではUSMLEの受験対策を始めている人たちがいます。USMLEの受験資格は、在学中にも発生したりするのだとか。また、USMLEの試験は何段階にも分かれているようです。
IELTS+PLABは在学中は少し難しそうなので、大学在学中はUSMLEの学習+英語の学習をすればいいのかなと思います!